水産品や冷蔵品を運ぶために使用されている特殊なダンボールを用いて、日常生活の中で使いやすいサイズのアーカイブボックスをつくりました。ダンボールなのに湿度から守り、保冷もできる。特殊な構造により水も容れられるほど、ハイスペックにアップデートされたダンボール箱 “CARTON 2.0”。従来の用途を超えて、暮らしのさまざまなシーンで役立ちます。
CARTON 2.0のマテリアルは、ダンボール原紙にPETアルミ蒸着フィルムがラミネートされた（株）アイザック製「クールダン」。フィルムの特性と断面の空気層を活かし、ダンボールに「保冷効果」「耐水効果」「防湿効果」を持たせています。廃棄する際は焼却処理可能でダイオキシンが発生しません。
CARTON 2.0は、箱を作るのに一切接着がなく、ボディとフタがそれぞれ1枚のダンボールを折り込むことで完成します。隙間がなく、水を容れても漏れない構造です。
ハイスペックなダンボールを使用したCARTON 2.0なら、その機能性を活かしたさまざまな使い方が可能です。
CARTON 2.0は、ボディの上部に深めの折り返しがあり、フタと合わさります。そのため穴がなくても箱をつかみ、持ち上げることが可能です。また折り込みの構造からできた、側面の斜めのラインが特徴です。
短辺の面はボディとフタの長方形だけが見えるシンプルな構成。シルバーの鏡面に、ダンボールの目方向も横目に合わせているため、横に並べて気持ちがいいデザインです。
CARTON 2.0は、1980年に日本で初めて機能性をダンボールを開発したアイザックと、コクヨ・シンクオブシングスのコラボレーションによって生まれたプロダクトです。業務用途で発展したマテリアルを使って、私たちの日常生活をより豊かにする活用ができないか。これからもアイザックのマテリアルとシンクオブシングスのデザインを掛け合わせたプロジェクトが続きます。
通常の段ボールと同等の耐久性があり、加えて表面は水を貯められるほどの耐水性があります。しかし、切り口に水が触れると強度が弱くなってしまいますので、繰り返し水を貯める用途は推奨しておりません。
水を入れすぎると、重くなり持ち上げづらくなるため、箱の半分までを推奨しています。
ダンボール自体に冷却機能はありません。冷やすためには保冷剤・ドライアイス等の「冷媒」が必要です。また、冷媒効果が失われた後も、急激な温度上昇を緩和することができます。
燃えるゴミとして処理が可能です。また、焼却時にダイオキシンが発生しません。
THINK OF THINGSの店舗とオンラインショップで販売しております。店舗では展示販売をしていますので、実際にお手にとってご覧いただけます。
シンクオブシングスでは、業務用途で使われている素材や技術の新たな活用方法を探るコラボレーションを定期的に行っています。コラボレーションについてのご相談、メディア掲載に関するお問い合わせはこちらからお願いします。
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