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Cnot flower.

Text: Yuki Isobe / Photo: Ayano Kizawa

2023.4.28

THINK OF THINGSの入り口にあるポップアップスペース"CASE"で、4月20日(木)から25日(火)の6日間、結び目という意味を持つ花屋「Cnot flower.(ノットフラワー)」のポップアップイベントを開催しました。 期間中、毎日店頭に立ってくださったフローリストのCaco.さんに、日々の活動やお花への想いについてお聞きしました。

―「Cnot flower.(ノットフラワー)」という名前の由来を教えてください。 ノットフラワーの“ノット”という単語は、“結び目”という意味を持っています。お花を通して、人と人、人とモノを結ぶ、結び目(knot)のような花屋でありたいという想いからこの名前を付けました。ノットの綴りの最初を“k”でなく“c”にしているのは、“c”のかたちが可愛らしいと思ったというのと、「なんでだろう?」と興味を持つきっかけになってもらえればという想いから。 また“ノット”という響きには、否定表現で使われる“not”の意味も持たせていて、お花を取り扱うだけでないCnot flower.の活動を表しています。お花に触れることで気付きが生まれるような提案をしたり、その場に居合わせた人たちを繋いでいくような役割もできたらと思っています。

― Caco.さんにとってのお花の魅力とはどんなところですか? たとえばチューリップなど同じ種類のお花でも、花びらのかたちなど、表情が少しずつ違っているんです。一つひとつを見ているととても愛おしく思え、日々お花のことを我が子のように思って、大切に扱っています。お客さんとお話しをしながら、その方に合ったお花をお選びできたらと思っています。 この活動をする前からお花が大好きで、今も時間があればお花を見に公園に行ったり、お花屋さんを巡ったりしています。自分のものを選ぶより人にプレゼントすることが好きで、友人に会う前にお花を一輪選んで渡していたことがあって、それをとても喜んでもらえた経験もこの活動をはじめたきっかけのひとつになっています。

― オリジナルアイテム「flower bag & vase」は、どんな方におすすめですか? フラワーバッグは、お花をファッションの一部のように身につけることで、お花をもっと身近に感じてもらいたいという思いから生まれたアイテムです。 日頃、生活にお花を取り入れたいと思っていても、選び方や生け方がわからないという方も多くいらっしゃいます。そのまま持ち帰って、壁にかけて花瓶としてもお使いいただけるので、普段あまりお花に触れることのない方にもおすすめしています。 このフラワーバッグもデザイナーの方や紐を制作してくれる方と一緒に作ったアイテムですが、これからもお花を通して、さまざまな方とコラボレーションをしながら、新しい繋がりをつくっていけたらと思っています。

POPUP SHOP「Cnot flower.」 期間:2023年4月20日(木)〜4月25日(火) 場所:THINK OF THINGS 1F CASE Cnot flower. 結び目という意味を持つ花屋。フローリストのCaco.さんが、お花を通して人と人、人とモノの結び目(knot)となれるよう、日々、心を込めて活動しています。 “ノット”という響きには、否定表現で使われる“not”の意味も持ち合わせており、お花を扱うだけではない、Caco.さんの思想や幅広い活動を表しています。 Online store:Cnot flower. Instagram:instagram.com/cnot_flower

      

CASE Q&A

TOTのCASEで開催されるポップアップショップやイベントの参加ブランド・アーティストをより深く掘り下げる一問一答インタビュー。ものづくりのコンセプトやその背景、想いを探り、気付きを得られるようなインタビューをお届けします。