取っ手が付いた、重たい金属のかたまり。 これは分銅(ふんどう)と言い、重さを正確にはかるために使われる道具です。 中でもこの分銅は「枕型分銅」と呼ばれ、計量器が一定の精度を持って計量できる最大値である“秤量(ひょうりょう)”が比較的大きいはかりの校正などに使われています。 取っ手が付いていて持ち運びがしやすく、積み重ねも簡単に行えるというのが特徴です。用途の性質上、複数個を重ねて使うことが多いので、頑丈な造りであることが求められています。 分銅の中でも、上の部分をピンセットで掴んで上皿天びんに乗せて使う「円筒分銅」は、理科の実験などで使ったことがあって馴染みがある人もいるかもしれません。数mgを調整する際に、薄くて小さな板状の金属も天びんに乗せていたりしましたが、それも「板状分銅」と言って分銅の仲間になります。
側面に「1kg」という重さが記されていますが、THINK OF THINGSでは枕型分銅の中では小さめの、手のひらサイズのものをセレクトしました。 赤茶色の塗装にゴールドの部分が色合いのアクセントになっていて、素材を切り出したような粗さのある金属のかたまりに曲線の取っ手が付いたシルエットもかわいらしいアイテムです。 持ち上げるとずっしりと結構重たいので、資料などに乗せて文鎮として使ったり、ブックエンドとして使ったりすることもできそうです。
No.017 商品名:枕型分銅 カテゴリ:測定用品 材質:鋳鉄製 サイズ:W53×D78×H46mm(mm) 商品説明: 秤量の大きなはかりの校正に適している分銅。 把手がついて持ち運びやすく、積み重ねも容易に行なうことができる。