THINK OF THINGSの入り口にあるポップアップスペース“CASE”では、11月21日(木)よりクリエイティブツールとストーリーを通して、0才から1000才までのすべての子どもたちの、限りない創造力を刺激し育むことを目指す「Woset」のポップアップイベント「Breata’s garden party」を開催しています。 今回のポップアップショップに併せて、Wosetプロダクトマネージャー広瀬さんにブランドやアイテムについて、Woset クリエイティブディレクターのBradさんからは今回のポップアップやコラボレーションに向けメッセージをいただきました。
ー「Woset(ウォゼット)」が始まった経緯とブランドについて教えてください。 Wosetは2022年頃にブラッドと妻のジェナが中心となってロサンゼルスで始まりました。もともとブラッドはAppleでグラフィックデザイナーとして働いていましたが、その後、ジェナと一緒にロサンゼルスで「formerly.yes (フォーマリーイエス)」というショップ名で自分たちの好きなものを集めて販売していました。そんな中、子どもが生まれたことをきっかけに、子ども向けのクリエイティブな製品や体験を提供するブランドを作りたいという思いが強くなり、Wosetが誕生しました。 Bradのアイディアや世界観を基に友人のアーティストのJay Coverがイラストを書き起こし、最初の頃は家具ブランド「WAKAWAKA」とコラボレーションして少量生産で廃材を使った積み木やロサンゼルスのアパレル類などの製品をオンライン販売していました。 その後、日本製の品質の高いプロダクトへの憧れや、子育てや生活を日本でするために家族でロサンゼル スから日本に移住。それに併せてWosetの拠点も日本に移すことになりました。日本での展開を検討している中でカキモリを運営する僕と出会い、1年僅かで商品開発やオンラインショップ、流通を整え今の形になりまし た。コンセプトやブランドの世界観はスタート当初のまま、カキモリがものづくりの部分や流通を主に担当し、今の形のWosetになっています。日本のものづくりとロサンゼルスの自由な発想を取り入れたユニークさが僕なり にWosetの面白いところかなと思っています。
ー ブランドの特徴であるWosetの世界に住む13.5人のキャラクターとストーリーの関係や商品を作る中で大切にしていることについて教えてください。 Wosetの世界には「13.5人」の住民が住んでいるのですがそれぞれの性格や個性があって、それを基に各アイテムの象徴としてパッケージに描かれています。例えば「エムル」というキャラクターは穴を掘るのが得意で土の中で生活しているんですが、彼は「ウォゼット ソイル」という紙粘土の商品に描かれていています。紙粘土をWosetの世界では土として表現して、パッケージを開くと地面の下で暮らすエムルが描かれていてイラストで粘土の使い方を説明しています。Wosetはただ商品を売ることだけでなく、その背後にあるコンセプトやメッセージを大事にしていて、Wosetのツールを通して子供たちのクリエイティブや創造力を伸ばしていきたい、もっと自由な発想を持っていてほしいという想いを込めています。それは子供だけに限らず大人にも向けても同じですね。 あとはパッケージの素材は段ボールの裏側を使っているのですが、あえて色をつけないことで後から自由に塗ったりもいいですし、商品に併せてパッケージの形も細長いのがあったり、三角のものがあったり、それ自体を積み木のように遊んでもらってもいいなって思っています。
ー 今回のポップアップで店頭に並ぶ商品や、ポップアップの内容について教えてください。 今回のポップアップでは「ポキっとマーカー」や「サイズいろいろスケッチブック」などの人気のラインナップに加え、できたばかりのロンドンのHato Pressとつくったぬり絵本「Where in the Woset」を販売します。 また、数量限定でTHINK OF THINGSのEX-シリーズ測量野帳とWosetのコラボレーションアイテム「Toughts of stuff」を販売します。人は1日に6万回も考えごとをしていると言われています。びっくりするほどたくさんの「考えごと(Thoughts of Stuff)」の中から、いつでもどこでも何か良い考えが浮かんだ時に書き残すために作りました。Woset と同じように、考えることや想像することを後押しする THINK OF THINGSとのコラボレーションです。 商品の他に、ワークショップ「Breata's garden party」も常設でTHINK OF THINGSの壁面で開催しています。THINK OF THINGSのコーヒーを飲みながら、普段絵を描いたり塗り絵をしたりする機会が少ない大人にも楽しんでもらいWosetの商品について知ってもらう機会になれば嬉しいです。
- Tell us about the workshop ‘Breata's garden party’ . The original concept is rooted in the belief that imagination is like a garden—it thrives when nurtured and withers when neglected. If you care for it, it grows beautifully, but if you don't, it fades away. This project is about encouraging people to experiment, try new things, explore different ideas, and even embrace mistakes. It's about celebrating that creative process by putting their ideas out into the world, symbolized here on the wall. Right now, there are only five flowers, but by the end of this event, there could be a thousand. This visual representation captures both the collective and individual aspects of creativity. It shows how everyone's ideas can come together to form a larger, unified garden while also reflecting the unique, personal growth of each individual's imagination. It's about making space for both collaboration and self-expression, which is a powerful metaphor for creativity.
- You had been coming to THINK OF THINGS before we held this pop-up. Can you tell us about that time? Jay and I started working on Woset in Japan during a visit to THINK OF THINGS. While having coffee and discussing the future of Woset, the idea for the character "Bonnag" was born! We wanted each character to have their own unique story. However, not all characters were necessarily creative in traditional ways like drawing or music. That's when we thought, "Oh! We really want to do something with food." From there, we came up with a chef character. His kitchen is vast, with shelves everywhere, so we gave him incredibly long, stretchy arms to grab anything he needs.
- Tell us about the design of the 「Toughts of stuff」 field book, a collaboration between THINK OF THINGS and woset. When we were tossing around ideas for this collaboration, we started talking about how coming up with ideas can sometimes lead to a bit of chaos. The more ideas you have, the messier it can get! That's really what "Thoughts of Stuff" represents—the process of thinking itself. At first, it feels simple to come up with ideas, but as more and more thoughts pile on, things can get tangled and all over the place. We thought it would be fun to imagine this as a kind of "chaos version" of THINK OF THINGS mixed with Woset World. It's a bit like starting a new sketchbook: the first few pages are always clean and organized, but as you keep adding ideas, it gets messier and starts reflecting that natural, chaotic flow of creativity. And honestly, that's part of the fun—it's what makes the process feel alive.
POP UP SHOP 「Breata's garden party」 日時:2024年11月21日(木)〜12月10日(火) 場所:THINK OF THINGS 1F CASE