2026.05.13

CASE Q&A TILE KIOSK

CASE Q&A TILE KIOSK

THINK OF THINGSの入り口にあるポップアップスペース“CASE”では、4月30日(木)より岐阜県多治見のカスタムタイルブランドが運営する「TILE KIOSK」のポップアップを開催しています。TILE KIOSKさんにショップ立ち上げの背景やコラボレーションタイルについてお聞きしました。

ーTILE KIOSKは、どのような背景で生まれたのでしょうか。 「TILE KIOSK」は、岐阜県多治見のカスタムタイルブランド「TAJIMI CUSTOM TILES」が運営する、タイルを一枚から購入できるオンラインショップです。窯元に眠っていたデッドストック、長い間作り続けられているものから新しく生まれたもの、時には実験的に作られた希少なプロトタイプまで、色や形、サイズ、年代も実にさまざまなタイルを販売しています。 岐阜県の多治見エリアは、タイルの総合生産量日本一を誇る生産地であり、大小様々なタイルメーカーや工場が集まる地域です。そんな多治見には、市場に流通できないまま残ってしまった在庫や、今では作ることができない美しいデッドストック品など、どこかで出番を待っているようなものが地域内のあちこちに保管されています。限りある倉庫スペースでは保管が難しくなり廃棄されてしまうこともあるタイルがあると知り、それらを販売しようと、TILE KIOSKがスタートしました。 また、タイルはどうしても建材としてのイメージが強く、平米単位でプロ向けに流通するのが一般的です。TILE KIOSKでは一枚単位の販売で様々なお客様に手にとっていただき、より身近にその魅力に触れ、多治見のタイルを使った空間づくりに関心を持っていただくきっかけになればと考えています。

ーデザイナー、アーティストとのコラボレーションタイルについて教えてください。 TAJIMI CUSTOM TILESでは、カスタムタイルの制作以外に、表現豊かな多治見タイルの可能性を世界に伝えるために、デザイナーやアーティストとのコラボレーションでオリジナルタイルを製作しています。 例えば、ロンドンのデザイナー、マックス・ラム氏と制作したタイルは、4形状の3Dタイルの組み合わせで多様なアイテムが完成します。器を製作する際にも使用する鋳込成形という技術によって実現した立体的な形と、日本の伝統的なタイルの色味が特徴となっています。また、韓国のデザイナー、イ・カンホ氏とは多治見で長年用いられてきた特徴的な技法である押出成形技術によってオブジェ的なタイル「Tide」を製作しました。並べることでループが無限に繋がり、重ねることでそれ自体が壁やベンチなどに展開可能なデザインになっています。 コラボレーションをしているデザイナーやアーティストは、みなさん実際に多治見に滞在し、タイルの歴史や職人との関わりからインスピレーションを受けて、これまでのタイルの常識を超えるようなデザインに帰結しました。 TILE KIOSKでは、これらのタイルについても1ピースごとの販売を行っています。玄関やデスク周りの小物入れ、オブジェやお皿、ペーパーウェイトなど、使い手の自由な発想で色々な使い方を可能にしています。

ーTILE KIOSK、TAJIMI CUSTOM TILESの今後について、予定している展示や挑戦してみたいことはありますか? TAJIMI CUSTOM TILESでは、カスタムタイルの製作を検討する建築家やデザイナーが、WEB上で手軽にタイルのカスタムシミュレーションができるサービスを充実したサイトへのリニューアルを進めています。また、6月にはデンマークでの展示を予定しており、世界の方々に多治見のタイルを見ていただける貴重な機会となります。 TILE KIOSKは、今後もTAJIMI CUSTOM TILESと地道に並走するプロジェクトとして活動を続けていけたらと思っています。またいつかは、ポルトガルやイタリアのタイルを集めたTILE KIOSKの世界収集版のようなものが実現できたら楽しそうですね。 POPUP「TILE KIOSK」 会期:2026年4月30日(木)〜 5月19日(火) 場所:THINK OF THINGS 1F CASE TILE KIOSK Instagram:@tilekiosk Website:https://tile-kiosk.jp/ TAJIMI CUSTOM TILES Instagram:@tajimicustomtiles Website:https://tajimicustomtiles.jp/