CASE Q&A がふ
THINK OF THINGSの入り口にあるポップアップスペース“CASE”では、6月25日(木)より鳥取県を拠点に活動する古物商「がふ」のポップアップ「のようなもの」を開催しています。「がふ」として活動する長谷川さんに屋号の名前の由来や今回のポップアップについてお聞きしました。
ー古物商を始められたきっかけ、また「がふ」(gavhu)の名前の由来について教えてください。 2017年ごろから「がふ」という名前で古物商をしています。最初は自宅の一室で一年ほどお店をやっていましたが、京都の平安蚤の市や、東京の大江戸骨董市に頻繁に出店するようになり、現在は実店舗を持たずに出店を続けています。冬の間はアジア中心に海外に長期間滞在しながら商品の仕入れをしていることが多いです。 古物商を始めたきっかけは、旅が好きだったことです。20代の頃から放浪のようなことが好きで国内外いろんな場所を旅していました。30歳くらいの頃、仕入れや出店でどの土地に行っても仕事ができる古道具屋という働き方に魅力を感じ、今に至ります。 名前は、油絵を描くときに使うキャンバスの布地部分「画布」(がふ)の語感が好きで、そこから名付けました。響きだけ聞くとあまり意味がないようでいて、人の名前のような感じもあり、呼びやすそうだなと思いました。謎の物体Xみたいなニュアンスも込めて名付けています。英語表記が「gahu」ではなく「gavhu」なのは、真ん中にvがあるとなんとなくかっこいい気がしたからです。後から知って驚いたのは「gavhu」はヒンディー語で村という意味になり、アフリカ圏では人の名前にも多い綴りだそうです。
ー普段の出店について工夫していることがあればお聞きしたいです。また、今回のポップアップ「のようなもの」について教えてください。 見て一瞬で目に入るディスプレイが良いディスプレイだと思っていて。色を決めて売るものを選んだり、素材を統一したり、その日はそれだけ、とテーマを絞って目立つように工夫しています。頻繁に出店する蚤の市や骨董市には、たくさんの出店者がいるので、ただ物を並べるだけでは埋もれてしまい、目立たないとなかなか利益を出せないんです。 今回のポップアップでは、「のようなもの」と題し、デフォルメをテーマに物を選びました。本来の素材じゃないものでできているオブジェや置物、例えばガラスや木で作った動物ってあるじゃないですか。その中でも例えば「張子の虎を白磁で作る」みたいなデフォルメされたものをさらに別の素材で表現した「デフォルメのデフォルメ」を目にすることもあって、そのよくわからない感じが魅力的だなと思って、テーマにしました。 実在する商品やキャラクターを小さくしてグッズ化するガチャガチャも、デフォルメの一種だと思うのですが、なぜか人気ですよね。デフォルメってやっぱり不思議で面白いなと思いながら、THINK OF THINGSの場所にも合いそうなちょっとポップなものを販売します。「がふ」という名前の謎の物体感と合わせて、考えても答えが出ないなぞなぞのようなものを今回のポップアップを通じていろんな人に見てもらえたらと思います。
ー最後に、今後やってみたいことや行ってみたい場所などありましたら教えてください。 今までは自分だけでテーマを絞って物を売ったりしてきましたが、作家や古道具屋数人で集まりテーマを絞ってひとつのポップアップを開催するというのをやってみたいです。 古物商としての活動以外にも、文章を書いたり、絵を描いたり、音楽をやったり、時間があったら挑戦してみたいのですが、やらなきゃいけないことがいっぱいあってなかなかできていません。あとは毎年絶対行くインドと合わせて、次の冬はスリランカに行ってみたいなと思っています。 POPUP がふ「のようなもの」 会期:2026年6月25日(木)〜 7月7日(火) 場所:THINK OF THINGS 1F CASE がふ Instagram:@gavhustore








